E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

兵庫・粉もんの旅

私は今日からお盆休みに入りました。8/11〜8/16まで6日間の休暇、いや〜嬉しいです。
初日の今日は、お久しぶりのHAMANさんとご一緒して、粉もんを食べる旅に出掛けて来ました。しかし、今日は暑かったですねえ、、明石海峡大橋も陽炎で揺らいでいるようでした。


朝6時半に広島を出発し、通勤割引を利用して姫路東ICを出たのが10時頃、ここまでは順調でした。これから回る店の営業時間を考慮してまずは明石まで行くことにしたのですが、その後の加古川バイパスが大渋滞。今回は平日の移動なので道路の混雑はないと考えていたのですが大間違いでした。大都市周辺部はむしろ平日のほうが車が多いのですね。ここで1時間半ほどロスしたのですが、結果的にはこの時間ロスが後になって大きく効いてくることに、、

■明石玉子焼き
最初の目的店、明石焼きの「ふなまち」に着いたのは予定を大幅に遅れて12時過ぎでした。ちょうどお昼時間になったせいもあるのか、店の外に8人ほどの待ち行列が、、実は2年前にこの店を訪れた時は休日で、大行列で諦めた経緯があるのですが、結局今回も外待ちですねorz。外で20分ほど待ってから入店しました。店内はきつきつ10席程の大きさです。メニューは明石焼きの他にお好み焼き、焼きそばなどもありますけど、ほとんどの客が明石焼き(玉子焼き)を注文しているようです。

ふなまちの玉子焼きは一人分20個もあって500円です。明石焼きはだし汁で頂きますが、熱々でうっかりすると口中を火傷しそう、ふうわりとして玉子のよい香りが立って旨いです。卓上にソースも置いてあるので、半分はソースに魚粉、青のりで食べたのですが、これももちろん悪くないです。
20個もあるので結構お腹が一杯になりました。これで500円ですから、この店が人気があるのも分かりますね。お土産に一人前買って帰って、電子レンジで温めて食べましたが、時間が経っても美味しかったです。

ふなまち 明石市材木町5-12


■高砂にくてん
その後、明石の街を少し車で回って見てから、次の目的「にくてん」を求めて高砂へ向かいました。初っ端の時間ロスが祟って、高砂に着いた時には既に14時過ぎです。しかし、私達の目指す店「ヒロ」は中休みなしなので大丈夫、、と思っていたら、わゎわ〜ん!「しばらく店を休みます」との貼紙が、、これは困った。しかし気を取り直して、もう一軒この時間に開いている店ということで「くろさわお好み焼き店」へ。(再び)わゎわ〜ん!しまった、ここは毎月1の付く日が休みだった。時刻は14時半、この時間は目ぼしい店はどこも中休みです。さて、どうしよう??
そこでHAMANさんが持っていた高砂にくてんMAPを参照して、「つくしの子」@加古川に行くことにしました。こちらはB1グランプリ参加団体「高砂にくてん喰わん会」に加盟しておられますが、一見すると喫茶店のような落ち着いた雰囲気の店ですね。品書きとしてはお好み焼きがメインですが、客用の鉄板はなくて皿で提供されるようです。私達が期待していたB級の庶民的な雰囲気ではないのですが、これは仕方のないところ、、

にくてんは400円ということで、これはにくてん喰わん会で統一されているようです。"にくてん"というのは、高砂市周辺の地域で昔から食べられていたお好み焼きです。特徴は具としてキャベツの他に味付けしたジャガイモ、スジ肉、こんにゃくなどが入っていることです。多分これはおでんの具を刻んで入れたのですかね。スジ肉と天かすが入るので"にくてん"という呼び名になったのだとか。皮は厚めで"おやき"のようにもっちりした食感です。こちらの店では二つ折りにしてお好みソースを塗り、マヨネーズを散らし掛けてありました。まさにB級グルメと言える味で旨いです。今年の11月には姫路でB1グランプリが開催されて、このにくてんも参加するとのこと。地元ということもあるし、優勝候補の一角と言えるのではないでしょうか。

つくしの子 加古川市加古川町西河原167-9


加古川といえば名物の"かつめし"ですが、暑さのせいか今日は二人ともあまり食べられそうにありません。かつめしはパスしてお腹を温存して、加古川市内のショッピングセンターを見て歩いたり、帰り道に食べるハンバーガー(後述)を購入したりして、最終目的地の姫路に向かいました。

■姫路ぐじゃ焼き
姫路にも色々とB級グルメはあるのですが、今回はHAMANさんご推薦の"ぐじゃ焼き"を食べることにしました。こちらのお店「森下」は姫路駅に程近いビル街から少し外れた横路にあります。店に入ると3畳ほどのスペースに鉄板と椅子が5脚ほど。店内はひどく狭くて暑くて、一応は小さなクーラーと扇風機があるのですが、全く効いてないです。う〜ん、これはディープな感じですねえ(笑)。
ちょうどお客さんが入れ替わるところで、私達は待たずに座ることができました。この店は創業約40年、名物おばちゃんが一人で切り盛りされています。客はやはり常連さんが多いようですね、途中で入ってきた常連と思しきおっちゃんと店のおばちゃんとの会話は、まさに関西人の乗りで面白かったです。

"ぐじゃ焼き"というのはこの店のオリジナルだそうです。作り方ですが、まずキャベツ、ねぎ、天かすをラードで炒めて、小麦粉を溶いた柔らかい生地を流します。そこに薬缶からスープを加えるのですが、これはスジ肉で取ったダシだそうです。これがぐじゃ焼きの旨味の秘密ですかね。スープを加えながら混ぜ合わせていくと、とろりと固まってきて、下の方に皮が出来てきます。鉄板に焼きついた皮をヘラで剥がしてぐじゃ焼きの上に載せて、地元の名城ソースを塗って出来上がりです。トッピングとして豚肉やスジ肉など入れられるということで、私はスジ肉入り。HAMANさんはそば入りの"柔らかモダン"を注文しました。

皮がカリっとして中身がとろっとして、、不思議な食感です。"もんじゃ焼き"に似ていますが、それとも違う独特のお好み焼きですね。食べているとまた皮が出来てくるので、それを剥がしてまた載せてもらいます(笑)。粉は小麦粉(薄力粉?)だけで片栗粉やうき粉などは使っていないということですが、水加減と加熱具合でこういうどろっとした食感になるのですね。いや〜まさにB級、初めての味でしたが美味しかったです。

森下 姫路市忍町78

今日食べたのは、明石焼き、にくてん、ぐじゃ焼きと、図らずも関西の地域限定の"粉もん"シリーズになりました。時間と腹具合の関係で当初考えていた候補の半分位しか食べてないのですが、これはこれで楽しかったです。HAMANさん、本日はありがとうございました。


■加古川バーガー(番外編)
加古川市内を回っている時に、"かつめし"は食べられないけれどバーガーなら、、ということで、「ピープル」というハンバーガーショップに立ち寄りました。HAMANさんはこの店は2回目で、前回とても気に入ったとのこと。店に入ると壁一面にバーガーやドッグのいろんな種類のメニューが貼ってあって、、100種類近くありそうですね。どれも安いです。HAMANさんは前回気になったという"アイスパン"を注文、これは軽くトーストしたバンズでソフトクリームを挟んだものです。ちょっとキワモノっぽいですが、意外に旨いとのこと(笑)。この店も面白いです。

お持ち帰りとして私は"薄カツバーガー"、HAMANさんは"わさバーガー"を注文して、帰り道に車の中で食べました。

薄カツバーガーは加古川かつめしのバーガー版というところかな。"わさバーガー"は辛子の代わりにワサビが塗られたバーガーです。安いし旨いし種類も多くて、、こういうバーガー屋さんが広島にもあるとよいですね。
ピープル 加古川市加古川町寺家町23-1