E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

2010年 初讃岐行

王城恋太さん、HAMANさんとご一緒して、今年初の帝都入りをしてきました。

恋太さんの愛車ビスタ・アルデオに乗せてもらって、8時過ぎに讃岐に到着。まずは一軒目をクリアしましたが、HAMANさんが突然「この時間に善通寺にいるんだったら堅パンだぁ!」と叫びました。堅パン?私は初めて聞きましたが、HAMANさんは「これまで何回も買いに行ったけれど、お昼過ぎだったのでいつも売り切れで買えなかった」とのこと。それではと、善通寺に向かいます。ここは弘法大師生誕の場所、今まで讃岐には何度も来ていますが、この寺を一度も訪れたことがなかったというのはやはり迂闊でした。
■善通寺名物 堅パン
善通寺境内のすぐ傍に堅パンのお店がありました。明治時代から続いているというお店には、まだ朝9時だというのに客の列が、、これは確かにお昼までに売り切れになってしまうのも分かりますね。堅パンは大きさや形によって何種類かあるので、私は3種類購入しました。

食べてみるとこれはホントに堅くて、かなり歯が丈夫でないとこれを噛み砕くのは大変です(笑)。パンというよりも素朴なかりんとうといった味ですね。ほんのりと甘味と生姜の風味がして、これはある意味嵌りますね。お土産に持って帰ったら、家内も美味しいと言いました。これからしばらく、少量ずつ(そうでないと歯と顎がもたないので)楽しめそうです。

堅パン製造本舗 熊岡菓子店 善通寺市善通寺町3-4-11


■白味噌あん餅雑煮
順調にうどん店巡りを続けて高松市内へ。今回は恋太さんが「あん餅雑煮を食べるぞ!」と宣言していたのですが、これはHAMANさんのmixi日記に触発されたからでしょうか。私もサボテンさんに「あんころモチのお雑煮、一度食べてみたいです」と言った手前、否という訳にはいきません(笑)。ところが火付け人のHAMANさんが今日はいいやとのことで、ここでは別行動にして私と恋太さんの二人であん餅雑煮を食べに行きました。

行ったのは高松の繁華街にある「ヱビスヤ」という甘味処の店、そこの季節メニューとして"あん餅雑煮"があります。確かに京都の雑煮は白味噌仕立てですが、更にそこにあんころ餅を入れるというのはさすがにどうか?と思ったのですが、、出てきたあん餅雑煮は、白味噌のお汁は鰹ダシがきいて適度な塩気、そこに茹でたあん餅が入るとちょうどよい塩梅ですね。具はダイコンと金時ニンジン、上にかける青さ海苔が結構ポイントです。上品なお味で「これはありだなあ」と恋太さんと頷きあった次第。食事というよりおやつによい感じで、甘味処のメニューに入っているのがよく分かりますが、しかし本当に讃岐では一般家庭の雑煮としてこれが出てくるのでしょうか(笑)?

白味噌仕立てのあん餅雑煮、これは意外なことに美味しかったです。

ヱビスヤ本店 高松市片原町2-2


さて肝心のうどんですが、今回は5軒ほど回りました。讃岐には何度行っても、行きたい店が尽きることがなくって、、ホントに困ります(笑)。

■大平製麺所
1軒めは私のリクエストで、昨年5月にqazさんとご一緒したマイ丼ツアーの時に臨時休業で振られてしまった大平製麺所です。どこから見ても普通の農家ですね。

ここは朝7-8時頃しか開いていないという超難関店で、今回は8時半過ぎに着いたのでのでダメだと思ったのですが、恐る恐る釜場を覗くと女将さんが居られました。「まだ食べられますか?」と聞いてみると、「茹でおきの玉を醤油でよければ」とのこと。すいませんと言いながら各自1玉(65円)を貰って、ネギ、生姜、醤油をかけ回して掻っこみます。これが旨〜い!茹でおきと言っても30分くらいでしょうか、むっちりとして歯を押し返す弾力、、これが讃岐です。今年の1杯目は大満足のうどんでした。一人65円でこんな美味しいうどんが頂けるとは、女将さんありがとうございました。


大平製麺所 善通寺市与北町696


■松井うどん
大平を出た後は善通寺に立寄って堅パンを購入し、2軒目の松井うどんに向かいました。以前は三野町にありましたが、高瀬町に移転したとのこと。現在の店舗は前はびっくりうどんがあった処みたいです。10時前に到着して開店を待ちます。10時過ぎても開かないので恋太さんが覗くと、もう少し待ってとのこと、寒いので中で待たせてもらいました。    

5分ほど待って営業開始。松井といえばやはりカレーうどんが食べたいところですが、今日は先があるので自粛して、かけうどん小(200円)にしました。開店直後なので当然ながら天ぷらは揚げたてです。HAMANによると味付ささみ天が旨いとのこと。他にはデカ珍、ネバ珍という面白いネーミングの天ぷらがありました。デカ珍はアメリカンドックのようですが、ネバ珍とは?、、興味があったので私は味付ささみ天(100円)とネバ珍(120円)を取りました。

こちらのうどんも適度なコシがあっていい感じです、お汁も美味しいですねえ。ささみ天にはカラアゲ風の下味が付けてあってコロモはサクサク、旨いです。ネバ珍というのは二つ切りの竹輪の上に納豆をのせて揚げたものでした、それでネバ珍か(笑)。納豆を揚げると旨いですから、これも中々良いですね。朝から2玉目、やっと人心地つきました。

松井うどん 三豊市高瀬町下麻678-2


■純手打ちうどん よしや
道の駅滝宮で休憩した後、3軒目はよしやです。ここは機械を全く使わない純手打ちで、恋太さんによるとちょっと宮武に似た麺なのだそうです。讃岐富士の麓近くにある店の周囲は車で一杯で、かなりの人気店みたいですね。

かけうどんは、ひやひや、ひやあつ、あつひや、あつあつの4種類、あつひやというのは珍しいですね。私はひやあつ小(220円)をチョイス。天ぷら類もたくさんありますが、おでんの牛すじ(120円)が美味しそうだったのでそれを取りました。

ちょうど釜ゆで中だったようで、10分ほど待ってうどんがやって来ました。確かにねじれた麺線のうどんは、まるで宮武ファミリーのよう。しっかりとコシがあって旨いです。ただ、やはりひやあつ特有のお汁のぬるさが私には気になります。麺のコシはひやひやのほうが楽しめるし、中途半端な感じがします。宮武で食べた時にも感じたのですが、やはり私にはひやあつは合わないみたいですね。

よしや 丸亀市飯野町東二343-1


■手打十段 うどんバカ一代
高松市に移動してあん餅雑煮を食べた後、次の店はうどんバカ一代です。こちらのご主人は極心空手の有段者だとのこと。それで「空手バカ一代」ならぬ「うどんバカ一代」ということなんでしょうね(笑)。着いたのは午後1時半過ぎでしたが、店の周辺は他府県ナンバーの車がたくさん停まっていました。店の外までは行列が出来ていませんが、店内は満員で10人ほどの待ち行列、かなりの人気店ですね。


こちらは釜上げうどんが人気のようで、釜バター、釜玉、カレーうどんなどにも心惹かれたのですが、、ここは恋太さんやHAMANさんに倣って冷たいうどんで麺を味わうことにして、冷しうどん小(270円)を注文しました。冷しうどんを受取ると、なんと氷がのっています(笑)。お会計をして空いている席を探して座りました。それではと麺をすすると、うわ〜堅い!!これはホントに剛麺です。しかし、食べ進むとこの顎が疲れるような歯ごたえが癖になるような、、しっかりと食べてお腹にもどっしり溜まる感じです。いや〜凄いなあ、讃岐にも色々なうどんがあるもんですね、私はこのうどんは結構好きです。

うどんバカ一代 高松市多賀町1-6-7 http://www.udonbakaichidai.co.jp/


■本格手打ちうどん おか泉
お腹の方もだいぶ限界に近づいてきて、次の一杯が最後になりそうです。坂出方面に帰りながら締めの一杯はどこにしようか?、、時間は既に午後3時になるところ、店の選択も限られてきますね。ここは恋太さんの提案でおか泉に行くことになりました。おか泉に着くと、この時間にも関わらずご覧のような状況です。午後3時20分に並び始めて40分待ち、最後になって今日一番の待ち行列でした。恋太さんは今の季節限定のしっぽく(630円)を食べるとのこと。実は以前おか泉に来た時に、しっぽくは意外に量があってHAMANさんが苦労していたのですが、ここは敢えて私もしっぽくを食べることにしました。

出てきたしっぽく、、記憶通りかなりの量があります(笑)。具は鶏肉、大根、人参、ゴボウ、椎茸、コンニャク、汁はかなり甘めですね。美味しいのですが、最後にきてこの量はかなりキツイかった。恋太さんは「里芋が入ってない」と怒っていますが、私は入ってなくてよかった(笑)。やはりこの店では冷し系のうどんを食べるべきでした。
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おか泉 綾歌郡宇多津町浜八番丁129-10 http://www.okasen.com/honten/


今回の讃岐オフは内容も盛りだくさんでとても楽しかったです。恋太さん、HAMANさんありがとうございました。讃岐の魅力は行く度にさらに深まる感じです。今年は何とかあと数回は行きたいですね。