E級日記

広島在住 もんがーのE級的生活の記録です

アジトfarewell ラツール

山口県田布施町にある人気店「麺屋アジト」が3月末で閉店という話を聞きました。残念ですが最後に是非もう一度食べておきたいもの、そして、そのアジトの店主が新たに光市に開店した「松風」がどんな店なのかも興味があります。あれやこれやで本日は山口ラツールに出掛けてきました。ご一緒したのは発起人のQさん、賛同したXさん、Nさん、Pさん、私の5人です。いずれ劣らぬ麺喰いの面々、ちょっとハードなツアーになりました(笑)。

私が初めて麺屋アジトのラーメンを食べたのは2006.9月です。友人のQさんから「山口県田布施にとんでもなく旨いラーメンがある」と聞いて連れて行ってもらったのですが、その時の印象は強烈でした。色々な素材が複雑に調和した重層型のスープに香り高い香味油、、広島にもないような最先端のラーメンがなんでこんな田舎町に?!その後、何度かこの店を訪れましたが、正直言って味には結構ブレがありましたね。そういうところもこの店の魅力というか、何かやってくれそうな雰囲気が店主にはありました。一時は広島に出店という噂も聞いたのですが、結局それは立ち消えになってしまったようです。最近、光市に新しい店を開いたとのことですが、その結果なのか?アジトの方は閉店するのだとか。新しい店はアジトとは全く違うトンコツラーメンの店とのこと、ホントにこのご主人は変わってますね。

現在ご主人は新しい店のほうに居て、アジトのほうはスタッフで切り盛りされています。私は醤油ラーメンを注文。多分これが最後となるアジトのラーメンはやはり美味しかったのですが、最初の頃のような感動はないです。こういう重層型のスープは難しくて、ちょっと間違うと凡庸な味になってしまいます。お店としては味を維持していくのが大変でしょう。そういうことも閉店の理由なのかな?、、と思います。最後の一杯、美味しく頂きました。

麺屋アジト 山口県熊毛郡田布施町下田布施710-3(2009.03 閉店)


アジトを出た後は光市へ、ご主人廣田さんの新しい店「松風」に移動しました。お昼過ぎでしたが店は満員で待ち客も数人、かなり流行っているようですね。店内に入ると高い天井に黒を基調にした内装、オープンキッチンで開放的なレイアウトです。調理はご主人一人が担当し、それ以外に女性スタッフ数人で切り盛りされています。

メニューは豚骨らーめん一本ですが、のせものとして煮玉子、野菜、あぶりチャーシューなどが追加できます。私はデフォのラーメンを注文しました。出てきたラーメン、、トンコツスープの上に黒と茶色の2種類の香味油が浮かんでいます。具は皮付きのチャーシュー、ネギ、キクラゲ、そして真ん中に赤い辛味噌。麺は低加水の細ストレート麺で、これは固めの茹で加減です。スープを飲むと、、濃いですねえ。トンコツの濃度も高いですが化調もかなり感じます。黒いマー油はもっと少ないほうがいいですね。美味しいのですが、ちょっとくどい感じかなあ。
アジトで出していたのとは全く違うラーメンですが、こういうトンコツラーメンは一般的に人気があるし、レベルは高いので、この店はアジト以上に流行る要素はあると思います。そういうところがご主人の計算なのかもしれませんね。

ご主人はかって東京の「でび」立ち上げ時のスタッフだったそうですが、でびの主人デビット伊藤さんは博多一風堂で修行した経緯があって、こちらのご主人も本来は博多トンコツ系のラーメンからスタートされたのでしょう。「松風」のラーメンは謂わば原点に戻ったということかもしれません。しかし、色々とトライされるご主人のこと、この先また別のラーメンを出してくる可能性もありますね(笑)。だからこそ面白いし、私達も興味をもって見ている訳ですけれど。
とんこつらーめん松風 山口県光市浅江2-7-6



アジト、松風と2軒を食べ終わって、お腹もかなり満腹状態になってきました。少しインタバルをとる意味でも次はちょっと離れた処にある店に行こうということで、山口市まで足を伸ばして「侍」へ行くことになりました。遠いといっても下道を通って1時間余りで「侍」に到着しました。
こちらは福島白河ラーメンの草分け「とら食堂」のお弟子さんの店として知られています。山口市と言ってもこの辺りはかなり田舎になりますが、いつもお客さんは多いですね。

この店の売りは何と行っても、手打ちの麺ですね。多加水で幅広の縮れ麺はプルプルとして滑らかな食感です。既に2杯ラーメンを食べているので、私はここでは気分を変えて"つけ麺"を注文してみました。つけ麺のほうがこの店の麺が楽しめると考えたのですが、これがとんでもないことに、、
これは私以外の皆さんが注文した中華そば。私は前回来た時に食べていますが、無化調のスープに手打の麺がよくあって美味しいですよね。

やがて私のつけ麺がやって来ましたが、何故かラーメン丼が2つ運ばれてきます、、ちょっと嫌な予感。目の前に置かれたつけ麺ですが、麺量はどう見ても350-400gくらいはありそう。つけ汁は丼に並々と入っています。これは、、やっちまったか。隣の席のPさんにそれとなく助けを求めたのですが無視されて、結局独りで食べることに、、いや〜食べても食べても減らないよ。美味しいのですが、この量は連食中の胃袋にはキツイなあ。この店のつけ汁は薄いタイプで、これも誤算でした。濃い味のつけ汁ならまだ食べられるのだけれど。結局最後の50gくらいを残してギブアップ、う〜苦しかった。

手打ち中華そば侍 山口市仁保中郷760-6


「侍」を出て、私はもうリミットオーバーですが、皆さんはまだまだ食べられるとのこと。時間つなぎに近くの道の駅で買い物をした後、Xさんの提案で「豆子郎」を買いに山口市街へ。豆子郎の本店はいかにも老舗らしい店構えでした。お庭や展示美術品を見せてもらった後で銘々でお土産を購入、ここの生外郎は上品で美味しいですね。
山口市を離れて広島方面に戻り、山陽道を玖珂ICで降りて「彩龍」へ。夜営業が始まった直後の18:00前に到着しました。ここが今日の4軒目です。私は「侍」が効いてもう無理と思っていたのですが、時間が経って胃袋に少し余裕が出てきたので一緒に入ることにしました。他の皆はこの店が最後ということで食べる気満々です(笑)。

Pさんはいきなり"ラーメン・餃子セット"、Nさんは"ラーメン・半チャーハン"。ご存知のように彩龍の半チャーハンは普通の店のフルサイズのボリュームがあります。この期に及んでこの食欲、参りました。

Xさんは"ホルモン炒め"にビール、このホルモン炒めも量が多いです。さらにQさんの和風ラーメンに半チャーハンを足してもらって、それをXさんが食べることに。彩龍では現在チャーハンの単品は出していないので、チャーハンを食べたければこういうふうにするしかないですね。

私はというと、もう麺は食べたくない気分だったので何かご飯ものをと探して、チャーシュー丼を注文しました。すると誰言うともなく「この店の単品のチャーシュー丼だよ、ラーメン丼で出てくるんじゃない」。痛っ〜またやっちまったか。私のチャーシュー丼が運ばれてくると皆のハラハラ(内心はワクワク)した眼が注がれますが、あ〜そんなでもないなあ、小ぶりの丼でした。それでも普通の2膳分くらいのご飯に大きなチャーシューのぶつ切りがゴロゴロと入ってます。ちょっと厳しそうなので、かなり強引に巨漢のPさんに半分サルベージを依頼。しかし、このチャーシュー丼は中々美味しかったですよ。

彩龍は今年5月頃に今の場所から100mくらい離れた場所に移転するようです。今度はどんな建物になるのか?、、今の店舗が味があるだけに、今風のそっけない造りに変わってしまうことがないよう祈りたいですね(笑)。
らあめん彩龍 山口県岩国市周東町祖生800-1

いや〜今回の山口ラツール、最年長の私には結構きつかった(笑)、昔はもっと食べられたんですが。しかし、とても楽しいツアーでした。これからも機会があれば、こういう食べ歩きツアーはやりたいですね。