E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

奈良・吉野散策

旅行の後半は奈良・吉野方面を回りました。
京都から車で南へ、、奈良市内は平城京跡と奈良公園の辺りをさっと見るだけにして、山辺の道沿いに柳本古墳群、箸墓などを見ながら吉野に到着しました。吉野山は金峰山寺を中心に周辺に旅館街があります。桜の季節には吉野山全体が桜の花に覆われて、大勢の観光客で賑わう所ですね。

世界遺産の金峰山寺は修験道系の仏教寺院。開基は奈良時代と言われていますが、現存する金堂(蔵王堂)は安土桃山時代の建立とのこと。かなりの大きさで圧倒されます。堂の中に入ると、勤行で護摩を焚くせいか天井と柱の上部が煤けて真っ黒になっていました。この寺の傍には、南北朝時代に南朝方の政庁が置かれた跡も残っています。

吉野の旅館街を散策していると、やはり吉野葛の看板が目に付きますね。私達もお土産に葛切と葛の菓子を買い求めました。

吉野での泊まりは「さこや」という旅館でした。創業300年の老舗だそうですが、全く家庭的な雰囲気の宿です。桜や紅葉の季節には大変混み合うそうですが、まだ紅葉前のオフ期間ということで泊り客は少なく、露天風呂も貸切状態でのんびりできました。食事は地のものが主な手作りの料理で、テラスで食べた朝飯が美味しかったですね。

一夜明けて、前日行けなかった如意輪寺へ。ここでは後醍醐天皇陵やその遺品が展示されている宝物館を見ました。これで吉野での行程は終了し、明日香村へと向かいます。