このところ広島では"汁なし担々麺"がブームなのだそうです。そういえば、専門店も何軒も出来てますし、一般のラーメン店や中華料理店でも汁なし担々麺をメニューに載せるところが目に付くようになりました。
ところで、広島における汁なし担々麺の嚆矢といえば、やはり「きさく」＠舟入ですね。当初はラーメンも出しておられましたが（これも結構旨かった）、汁なし担々麺の専門店になってから一気に人気店になりました。元々、担々麺は行商人が天秤棒に担いで売り歩いたことからその名がついたと言われる通り、こぼれないように汁が少ないのが本物なのだそうです。担々麺の魅力は単に辛いだけではなくて痺れるような山椒の麻味にありますね。一度食べると癖になるような強烈な引きがあって、私自身もすっかり嵌っていた時期があります。
現在の「きさく」はすっかり人気店として定着して、休日には店内待ち行列ができます。値段も480円と手頃ですからファンが多いですね。ご飯と一緒に食べると更に美味しいと思います。
■きさく 広島市中区舟入川口町5-13
その他の店の汁なし担々麺も、香辛料の調合や麺などに違いがありますが、基本的には「きさく」と同じだと思います。具はミンチ肉と青ネギ、トッピングに温玉といったところをベースにして店により独自のアレンジもあるようですが、どの店が美味しいと思うかは個々人の好みの範囲内になるでしょうね。
■李さんの家 広島市西区井口5丁目1-14
■四川麻辣商人 広島市西区草津新町2-29-34
この"汁なし担々麺"が、"広島風激辛つけ麺"に続いて広島のご当地グルメになるのではという話なのですが、どうなのでしょう。こういう麺料理は東名阪にも既にあるようですし、敢えて広島がご当地と名乗るのは難しいと思うのですが、、
