E級日記

もんがぁ のE級的生活の記録です

2018年4月~9月のラ

2018年4月~9月に食べたラーメンの記録です。この間を平均すると1ヶ月に1杯ほど。なんと言うか、やはり歳には勝てずというところです。

最近ネットを見ていて「これ食べたいな~」と思うのは、鶏がらスープの醤油ラーメンです。コシのあるストレート麺に、具はチャーシュー、メンマ、海苔、ネギ、、こういう東京風の醤油ラーメンの美味しい店は、広島には意外とないですよね。


■麺屋元就@舟入
昼飯時に行くと行列でした。相変わらず人気あります。

"小えびと浅蜊の醤油らーめん"。具にアサリと干しエビがたっぷり、それにエビ油です。

太めのストレート麺がこのスープには意外とよく合います。ただ、スープの塩分はもう少し控えめのほうがよいですね。せっかくの美味しいスープが飲み干せなかった。

塩分が多いほうがスープの一口めの惹きは強いけれど、食べ進むと堪えてきますね。ご飯と一緒に食べることを想定しているのかな。お客さんは多いし、こういうはっきりした味のほうが受けるのかもしれませんね。

麺屋元就 広島市中区舟入本町12-21
麺屋元就


■麺匠かけはし@段原
最近は広島県下にも鶏白湯の美味しい店が増えてきました。

この店は広島の繁華街にある人気焼き鳥店がルーツなので、鶏白湯のラーメンの他に"卵かけご飯"や"親子丼"など、ほぼ鶏をメインにしたメニューです。

"煮干し白湯ネギラーメン"。期間限定メニューですが、濃厚な鶏白湯スープに煮干しの風味が加わって美味いです。細麺と中太麺が選べるので私は細麺、パツパツした食感が好きですね。山盛りのそぎ切りの青ネギも嬉しいです。

"旨辛鶏そば"。ただ辛いだけではなくて、ベースの鶏白湯スープがしっかりしているので旨味もたっぷりで、まさに旨辛という感じです。

"親子丼"が美味いです。+250円でラーメンに付けられるミニ親子丼はお値打ちです。

麺匠かけはし 広島市南区段原3-3-23
www.jidori-kakehashi.jp


■モリス@呉
昭和22年創業、広島県内でも最も古い中華そば店のひとつです。呉は戦前から海軍さんの街なので当時としてはハイカラで、古くからある店は結構ユニークだったりします。

モリスの"中華そば"は独特の澄んだスープです。具のチャーシューは豚肉の塩茹で、メンマは水煮というという感じでいずれも薄味。本当にシンプルです。

この店のスープについては、具の豚肉を茹でた汁とイリコでとった出汁を合わせたものだと聞いたことがあります。私は成程と頷けました。この店が創業した当時は肉の旨味だけで贅沢な味に感じられたのでしょうね。現在では和風のあっさりした味という印象になります。

地元の人に長く愛され続けている中華ぞばですね。

モリス 呉市本通3-3-7


■麺処いつか@呉
いま、広島県下で「鶏白湯ラーメン」のベスト3と言えば、「かけはし」@広島、「なんきち」@三原と、この「麺処いつか」@呉ではないかな。

"鰹鶏そば"は鶏白湯スープに魚介節ガッツリの濃厚スープ。モチモチしてコシのある自家製麺、2種類のチャーシューなど、手作りと食材に拘ったラーメンは美味いです。

麺処いつか 呉市中央2-4-18
呉市のラーメン店【いつか公式HP】


■味よし@黒瀬
東広島市黒瀬にある人気店です。店の歴史はけっこう古くて、呉市広から現在地に移転。現在は父親から引き継いだ女性店主が切り盛りしておられます。

東広島にあるのに、なぜか尾道系に近い醤油ラーメンです。

麺は平打ちではなくて中太のストレート、脂が適度でバランスの良い醤油味スープ、具のチャーシュー、メンマも美味いです。

味よし 東広島市黒瀬町上保田50-1


■りょう二郎@川内
長らく広島には「二郎」系のラーメンはなかったのですが、数年前から出来始めました。ただ、二郎直系ではないので、所謂「二郎インスパイア」ということになるのでしょうね。

"赤"+野菜大盛り+ニンニク増しです。勢いで野菜大盛りにしたのだけれど、、想定した以上の山盛りで、これはちょっと参ったなあ。

山の7割くらいはキャベツとモヤシ、本家の二郎と比べると脂も塩気も少なめなので、なんとか8割方は食べましたが、そこでギブアップ。申し訳ないです。

しかし、こうやって太麺と野菜をワッシワシと貪り食う感じは嫌いではないです。体調を整えて、またトライしたいと思います。

りょう二郎 川内店 広島市安佐南区川内6-22-13


■寿々女@舟入
広島の中華そばの源流のひとつ「すずめ」が閉店後、その後継という店が何軒かありますが、この店が「すずめ」の味を一番よく受継いでいるみたいですね。

広島の"中華そば"は、トンコツ、鶏がら、野菜などでとったスープに醤油味、中太ストレート麺。具はチャーシュー(煮豚)、モヤシ、ネギ。子供の頃から食べ慣れた味です。

大好きな味ではあるのですが、散々食べてきたので飽きた感もあり。いまラーメンを食べるなら、取りあえず新しい味のラーメンに惹かれますね。

寿々女 広島市中区舟入幸町18-10


■中華そば我馬@ekie
広島駅北口にオープンした「ekie- DINING」へ様子見に行きました。ここはトンコツラーメンの雄「我馬」が出店した広島風"中華そば"の店です。

「我馬」が作る"中華そば"とは、どんなものだろう。食べてみると、、もしかして化調入り?意外だけど、"中華そば"と銘打っているので敢えて化調を使ったのかな。

広島駅周辺は再開発が進んで、いまとてもホットな場所です。ただ、ekieは駅ビル内にある旅行者向けの施設なので、わざわざ地元民が行く必要はないかなと思います。

中華そば我馬 広島市南区松原町1-2 広島駅ビルekie
www.gaba-2000.com

広島のお好み焼き

今年の夏は異常な暑さで、夏の間はしばらく"お好み焼き"から遠ざかっていました。お好み焼き店は冷房が効いてないところが多いし、それでなくても鉄板の前は暑いですからね。

■柚香@段原
しかし、9月になってさすがの猛暑も納まってきて、そうなるとやはり"お好み焼き"が恋しくなります。この店は仕事場からも近いですし、いま私が最もよく行くお好み焼き店です。

基本の"そば肉玉"。この店は、そばを鉄板に大きく広げて焼いた後で、本体と合体させる作り方です。そばがぱりっと香ばしくて美味しいです。

夕方仕事帰りに、お好み焼き&ビールというのもいいですよ。

柚香 広島市南区段原3-21-6

広島のお好み焼きの店は店舗の中に大きな鉄板があって、客はその鉄板の周りに座って、店の人が焼いてくれたお好み焼きを鉄板から直接ヘラで切り分けながら食べるのが基本の形です。食べ終わるまで熱々で、食べている間に更に焼きが進むので、その変化も含めて楽しめます。ただし、繁華街ではお好み焼きをお皿に取ってテーブル席で食べさせる店もあるのですが、私は好きではないですね。
お好み焼き店はどこの町内にも数軒あって、誰でも自分の行きつけの店があります。かっては、家の一部を店舗にして、おばちゃん1人で切り盛りしているようなところが多かったのですけど、最近はそういう店が少なくなってきたのは寂しいですね。


■まる麺 本店@東蟹屋
この店は私の一押しのお好み焼きですが、いつも客が多いので普段使いは中々難しいところ。お好み焼き用のそば等を作っている磯野製麺の工場の2階にあって、テーブル席からはガラス窓越しに1階の製麺所が見降ろせます。

有名人も訪れていて、店内にはサイン色紙が多数飾られていますね。

私が注文するのは、いつもの"そば肉玉+野菜W+青唐辛子ねぎ"。生地を返してから押さえつけ過ぎず、キャベツがふんわり。最近のお好み焼きはキャベツ重視でモヤシの量が少ない店が多いのですが、ここはモヤシが多めなのも私好みです。

とてもバランスのよいお好み焼きで、美味いですよ。

まる麺 本店 広島市東区東蟹屋町18-15 磯野製麺2F
www.maru-men.jp


私が子供の頃、お好み焼きというと基本は"そば入り"、"うどん入り"で、それにオプションとして豚三枚肉、玉子、イカ天が入る程度でした。しかし、最近は生イカ、エビ、カキ、チーズ、スジ肉などトッピングの具材が増えてきました。また、新しいタイプとしてダイコンおろしをのせたり、塩味やトマト味のお好み焼きなども出てきて、なんか「お好み焼き新時代」という感じですね。

■ロペズ@横川
こちらの店、お好み焼きというよりカジュアルなレストランといった外観です。有名な店なのですが、土日休みで昼営業は火・金のみ、中々機会がなくて今回始めて訪れました。

ご主人のロペズさんはグァテマラ出身。広島の有名店「八昌」@薬研堀で修業したのち、独立されたとのこと。とても気さくな方で、お客さん皆に声を掛けていました。

私がお好み焼きの写真を撮ったのを目敏く見つけて、ロペズさんが「写真を撮ってあげよう」とのこと。ちょっと恥ずかしかったですね。

"そば肉玉+ハラペーニョ"です。「八昌」の生地は普通の店より厚くてぼてっとしているのですが、この店の皮は通常の厚みですね。ハラペーニョをのせるのはこの店のオリジナル。お好みソース味に辛味と酸味が加わって、味の変化が楽しめます。

この店を発祥として、最近は他の店でもハラペーニョや青唐辛子などをトッピングに加える店が増えてきました。その他に、赤唐辛子やハバネロを練りこんだ麺、激辛ソースなど、お好み焼きのジャンルとして辛口が流行りつつありますね。

ロペズ 広島市西区楠木町1-7-13


広島のお好み焼きも全国に知られるようになって、最近「広島焼き」という呼び方をよく聞きます。でも、これは広島人にとってはとても奇異に聞こえます。例えば明石の人達が「玉子焼き」のことを「明石焼き」と呼ばれると、同じような気持ちになるのかな。
私達にとってはあくまで「お好み焼き」なので、敢えて他所のお好み焼きと区別したい時は「広島のお好み焼き」で良いのではないかと思います。